今回はブックメーカーでのキャッシュアウトの仕組みや、やり方などを解説する記事だぜ。
この記事を読んだらわかること
✅キャッシュアウトを行うメリット
✅キャッシュアウトを行うシチュエーション
✅キャッシュアウトの種類
✅キャッシュアウトのやり方
目 次
ブックメーカーの『キャッシュアウト』とは
キャッシュアウトとは、「賭けが確定する前に辞められる機能」のことです。賭けの途中で利益が出そうだから辞める、または損失が大きいから辞めるといったことができます。
この項目では、キャッシュアウトの概要について解説します。
『キャッシュアウト』は賭けたあとにも変更が可能
キャッシュアウトの説明の前に、賭けた時のオッズが払い戻しの際に適用される、試合中にもオッズが変動するという従来の2つのスポーツベッティングにおける基本的なルールを押さえておきましょう。
スポーツベットは試合の展開に応じてオッズが変化しますが、払い戻しの際には賭けた時のオッズが適用されます。また、基本的に一度賭けたものは試合が一方的な展開になってしまってもキャンセルできません。
キャッシュアウトが生まれる前はこのような決まりでしたが、キャッシュアウトが誕生したことで賭けた後にも変更が可能になりました。これは、賭けの途中で利益が出そうだから辞める、または損失が大きいから辞めるといったことができる、ということです。
キャッシュアウトを実際に使うケース
ここでは、実際にキャッシュをどのタイミングで行うのかその実例を紹介します。
【ケースその1】利益確定
ここでは、欧州リーグのサッカーの試合を例に挙げて説明します。UEFAチャンピオンズリーグでチェルシーvsバイエルン・ミュンヘンという試合があり、試合前にはチェルシー4.2倍、引き分け4倍、バイエルン・ミュンヘン1.78倍というオッズでした。
アウェーのバイエルン・ミュンヘンの方が勝つ見込みが高いというオッズですが、ホームであるチェルシーの方が優勢だろうという予想を立てチェルシーに$10をベットしました。
もしチェルシーが勝てば$40の払い戻し、賭け金を引いて$30の儲けになります。試合はホームであるチェルシーが1点先制。するとチェルシー2.7倍、引き分け3.5倍、バイエルン・ミュンヘン2.7倍とオッズが変動し、キャッシュアウト可能金額に$18と表示されました。
この時点でキャッシュアウトを行えば、賭け金の$10を引いた$8が利益として確定します。これは、仮にバイエルン・ミュンヘンが逆転勝利したとしてもです。このように、思い通りの試合展開になった時にキャッシュアウトを行うことで利益を得ることができます。
⇒サッカーベッティングの賭け方やオッズの種類を紹介した記事はこちら
【ケースその2】損切り
ここでは、Jリーグの試合を例に挙げて説明します。サンフレッチェ広島vs浦和レッズの試合がありました。試合前にはサンフレッチェ広島4.1倍、引き分け3.9倍、浦和レッズ2倍というオッズが付けられおり、サンフレッチェ広島に$10を賭けることにしました。
すると、オッズの予想通り浦和レッズが1点を先制し、サンフレッチェ広島8.1倍、引き分け2.4倍、浦和レッズ1.6倍とオッズが変動し、キャッシュアウト可能金額に$6と表示されました。
もしこのまま試合終了を迎えれば$10の損失になりますが、この時点でキャッシュアウトを行えば$6は戻ってくるので損失は$4で済みます。しかしこのケースで、仮にキャッシュアウト後にサンフレッチェ広島が逆転して勝利を収めても配当を受け取ることはできないので注意が必要です。
ブックメーカーのキャッシュアウトは基本的に2種類ある
キャッシュアウトには大きく分けて全額キャッシュアウトと一部キャッシュアウトの2種類が存在します。この項目では、それぞれのキャッシュアウトがどのようなモノかをご紹介します。
また、番外編として、限定的な機能についても解説するので、併せてチェックしてみてください。
全額キャッシュアウト
全額キャッシュアウトとは、その名前の通り途中で賭けから完全に降りることです。一般的にキャッシュアウトとは、この全額キャッシュアウトのことを指します。
全額キャッシュアウトを行うとその時点で損益が確定になるので、以降の試合展開がどうなろうと、賭けに直接関係がなくなります。
パーシャルキャッシュアウト(一部キャッシュアウト)
パーシャルキャッシュアウトとは、賭け金のうち、一部のみを途中でキャッシュアウトを行うことです。パーシャルキャッシュアウトを行うことで、途中で利益を確定させて試合が終わった後にも利益を得るという2重取りのようなことも行えます。
キャッシュアウト対応のブックメーカーには、このような画面が用意されており、バーを調節することで何%をキャッシュアウトするかを指定できます。
【番外編】オートキャッシュアウト
ブックメーカーによってはオートキャッシュアウトという機能が備わっているところもあります。オートキャッシュアウトとは、金額を指定して、その金額に達成したら自動的にキャッシュアウトを行うというものです。損きりのボーダーをあらかじめ決めておけるなど、役立つ機能のひとつと言えます。
イメージとしては、FXなどの指値注文に似ています。試合経過を逐一確認する必要がなく、キャッシュアウトのタイミングを見極める必要もないので、非常に便利です。
ブックメーカーでキャッシュアウトする方法
ここでは、ウィリアムヒルスポーツカジノでのキャッシュアウトの方法についてご紹介します。なお、ウィリアムヒルスポーツカジノでのキャッシュアウトの表記は「キャッシュイン」です。
賭けの対象にした試合のページのオッズ横に『CASH IN』という項目があるのでクリックします。
クリックをすると、自身がベットした金額や項目の詳細が表示されます。その下の『Cash In』のボタンを押すことでキャッシュアウトが完了します。なお、赤枠で囲んだバーを調節することで、全額キャッシュアウトするか一部キャッシュアウトするかが選択可能です。
⇒ブックメーカーの『ライブベット』の魅力を紹介した記事はこちら
まとめ〜ブックメーカーのキャッシュアウトを理解してベッティングを楽しもう!〜
スポーツベッティングは世界的に人気を博している興業のひとつに数えられるため、ブックメーカーもユーザーにより楽しんでもらえるようにさまざまな制度やサービスを付帯しています。
キャッシュアウトは、スポーツベッティングをより深く、面白くするための機能のひとつであり、有効的に活用できれば、賭けを有利に進めることが可能です。
試合展開に応じてキャッシュアウトのタイミングを見極めながら、ぜひスポーツベッティングを有意義に楽しんでみてください!
1分でわかるこの記事で紹介したポイント
✅キャッシュアウトは、賭けた後にも変更可能である
✅全部と一部の2種類があり、オート機能が設けられているブックメーカーもある
✅キャッシュアウトを行うことで、試合途中でも利益を確定させられる
✅キャッシュアウトを行うことで、損失を最小限に食い止めることもできる